パク・チャンジン氏は大韓航空に入社して3ヶ月、韓進グループのトップで大韓航空の会長でもあるチョ・ヤンホ氏がハワイ行きの便に乗ることを上司から伝えられた。一族が乗る便で客室乗務員を務めることは名誉とされるが、会長の機嫌を損ねれば懲戒処分もあり得た。ある客室乗務員の女性は外見が気に食わないと会長夫人に指摘され、土下座を強要されたこともあるという。会長の搭乗当日、普段の10倍の人数で機内を清掃し、新品の食器を用意。チャンジン氏はエコノミー席担当なので、会長と顔を合わす機会が無かったはずだが、まさかの対面を果たしてしまう。それでも、咎められることはなく、チャンジン氏は胸を撫で下ろした。