南米チリに新しく設置されたベラ・C・ルービン天文台には口径8.4mの大型望遠鏡と32億画素のカメラが搭載されている。世界最大のデジタルカメラとしてギネス世界記録に認定されている。1185枚の写真を合成したものには約1000万個の銀河が含まれている。国立天文台・内海洋輔准教授は「大きなカメラを作ることで観測の効率を上げて、それで観測して研究したい。これから天文の謎が明らかになっていくと思っている」と話した。地球から数千光年離れた星雲の写真を678枚合成すると、星の材料となるガスやちりなども鮮明に写し出される。
