20世紀最大の発見と言われるエジプト・ツタンカーメンの墓。その墓の奥に未知の空間があるかもしれないという仮説がある。その調査に独占密着。悠久の歴史を持つエジプト。その歴史には、今もなお多くの謎が残る。おととし11月、その謎の1つに挑むある調査が行われていた。エジプト・ルクソールにある王家の谷。かつて栄華を誇ったファラオたちの墓が点在する。その1つ、ツタンカーメン王の墓。王家の谷で最も観光客の人気を集める場所で調査は行われていた。電気の流れやすさの違いを利用して墓周辺の地中の構造を調べる電気探査。調査はツタンカーメンの墓の内部、巨大なひつぎがある部屋でも。念入りに調べられているのは部屋の北側の壁。壁の奥の状態を探るために地中レーダーによる調査が行われている。北側の壁の奥に未知の空間があるかもしれない。