来月に迫った米国大統領選に向け、副大統領候補によるテレビ討論会が初めて行われた。共和党・バンス上院議員、民主党・ウォルズミネソタ州知事の討論会では冒頭、イランのイスラエル攻撃、移民、経済などを議論。ウォルズ氏は「重要なのは安定したリーダーシップ。数週間前の討論会で世界はそれを目のあたりにした。観衆の規模ばかり話す80歳近いトランプ氏を有権者は求めていない」。バンス氏は「ウォルズ知事はトランプ氏を混乱の元凶だと非難したが、トランプ氏は効果的な抑止力で世界に安定をもたらしたということを忘れてはならない」。司会者が次の話題に移るよう促しても話し続けたバンス氏のマイクが切られる場面もあった。全体を通して落ち着いた議論が行われた。CNNテレビは「米国では今や珍しい「普通の」討論会だった」と評価。無党派層がどのように受け止めたのか注目される。