メジャー初先発の山本由伸投手から、人々の視線を奪った大谷選手。ドジャースのキャンプ地から車で20分のスタジアムに、わざわざ練習を終えて駆けつけた形となる。山本選手が対戦するレンジャーズは、去年のワールドシリーズ覇者。最初のバッターは、昨季HR29本・100打点のセミエン選手。三振を奪うと、大谷選手も手を叩いて喜んだ。大谷キラーで知られるハイム選手をレフトフライに討ち取った。2回を投げて3奪三振と圧巻のピッチングでデビューを飾った。元ドジャースの石井一久さんは、「山本投手はまだあんなもんじゃない。いろんな球種をいろんなコースに投げられて支配できる投手」などと評価。大谷選手が見ていたことについて「心強い。ディスカッションできるのでよかった」などと話した。大谷選手がスタジアムに来る前、トレーニング中にハプニングがあり、よそ見をした瞬間足をくじいて両手をついて一回転した。少し左肘を痛そうに擦る姿もあったが、その後はトレーニングを続けていたという。ロバーツ監督によると、大谷選手は明日実戦形式の打撃練習を行い、明後日のオープン戦に出る可能性があるという。