セブン&アイホールディングスは、カナダのガソリンスタンド併設型のコンビニエンスストアを展開する企業・アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けたと発表。北米など31カ国で、ガソリンスタンド併設型のコンビニを約1万7000店展開している。セブン&アイは「法的拘束力のない初期的な買収提案を受けていることは事実」と発表。社外取締役で構成する独立委員会が、慎重かつ速やかに検討して、返答する予定としている。この買収提案の発表を受け、セブン&アイの株価は先週末に比べ400円高い2161円へ急騰しストップ高になった。セブン&アイホールディングス・井阪社長はテレビ東京の取材に対し、クシュタールの売り上げの75%をガソリン販売事業が占めている点に触れ、「ガソリンの粗利が安定して高止まりしているのも、彼らが買収提案してきた裏付けになっている」と述べ、食に強みを持つセブンイレブンとの相性については否定的な見解を示した。