上垣アナがミッフィーを取り扱う会社「ディック・ブルーナ・ジャパン」を訪問して取材。ミッフィーを中心としたディック・ブルーナ作品の版権管理業務を行い、日本国内の商品やイベントを全て監修。ディック・ブルーナはミッフィーを生み出したオランダの絵本作家。1927年生まれ、2017年に死去。120冊を超える絵本を出版した。ミッフィーは1955年生まれ。0~6才くらいで描かれることが多く、未就学児ぐらいの女の子だという。オランダでの名前は「ナインチェ」(NIJNTJE)。“うさちゃん”の意味。NIJNTJEは英語圏の子どもたちが読みにくいので、編集者が作者と相談した結果、ミッフィーに決まり、1960年代からミッフィーと呼ばれるようになった。語感で選ばれたらしい。日本では福音館書店の編集者がオランダでミッフィーの絵本を発見し、1964年に「ちいさなうさこちゃん」として出版。児童絵本が希少でライバルが少ない時代だったので人気となった。絵本を読んでいた世代が親になり、子どもにミッフィー商品を購入したことから、1990年代にミッフィー市場が飛躍的に拡大した。ミッフィーについて教えてくれたディック・ブルーナ・ジャパンの鐵田社長は1963年生まれの卯年。昭和2年生まれの作者・ブルーナも卯年だという。