日本製鉄によるUSスチールの買収を審査しているCFIUS(対米外国投資委員会)が、日本製鉄が求めていた審査の再申請を認めることがわかった。日鉄は、近く申請を出し直す模様。買収をめぐってはUSW(全米鉄鋼労働組合)が反対を表明し民主共和両党の大統領候補は、ともに買収阻止の姿勢を示している。CFIUSが再申請を承認することで買収計画の頓挫は、当面回避できる見通し。一方、USスチール・ブリットCEOは17日、日鉄による買収が従業員や顧客を含めたすべての利害関係者にとって「最良の取引であると確信している」と述べ、日鉄による買収実現に自信を示した。