糸井嘉男の学生時代はスポーツ万能で、50メートル走、持久走、幅跳び、ボール投げ、さらにはマラソン大会と、小学校では常にぶっちぎりの1位だった。しかし高校時代、中学2年生からおよそ3年間も膝の皿が割れていたことが判明。即手術とリハビリで2年間を棒に振り、2年生まではその凄さを周囲に知られていなかった。ところが、高校3年の春。万全の状態で挑んだ大会で、糸井は144キロの剛速球を披露し、一躍プロ注目の投手に。ただ本人には「ドラフト1位でなければプロへ行かない」というこだわりがあり、進路は近畿大学へ。そこでは全球ほぼストレート勝負で挑み、MVP・最優秀投手・ベストナインの三冠を獲得した。