ナ・リーグ西地区を優勝したドジャースは、同じ地区のパドレスとポストシーズンを争った。初戦を託されたのは山本由伸。しかし期待に応える投球ができず、マチャドに2ランHRを打たれるなど立ち上がりに苦しんだ。ドジャースは2回、ランナー1・2塁のチャンスで大谷がHRを放ち、5打数2安打3打点の活躍で初戦の勝利に貢献。第2戦は、パドレス打線が牙を剥く。タティスJr.のHRを始め合計6本のHRを浴びせ10得点。投げては、先発のダルビッシュ有が絶好調。7回1失点の好投。第3戦は接戦。2番ベッツが先制HRを放つ。しかし2回、パドレス打線が爆発し相手のミスで逆転すると、この回一挙6点でドジャースを引き話す。その直後の3回に、大谷がバットを折られながらもセンターに運び反撃。このあと満塁でT.ヘルナンデスがHRを放ち1点差に詰め寄る。しかし4回以降は1安打に抑えられパドレスに王手をかけられる。試合後大谷は「あとがないという感覚自体が今の僕には特にない」などとコメント。
第4戦では、大谷のタイムリーを含む12安打8得点。投げては完封リレーで快勝。ドジャースが逆王手で運命の最終戦へ。試合前、大谷派チームメートといろんなポーズをしてリラックスしている様子だった。ロバーツ監督が先発マウンドに送り出したのは山本由伸。ポストシーズン好調のタティス・ジュニアから三振を奪うなど、課題の立ち上がりを10球で抑え最高の形で大谷にバトンを渡した。ダルビッシュ有とは第2戦を含め4度目の対戦となった大谷。第1打席は空振り三振で終わった。2回にK.ヘルナンデスがソロHRを放った。ダルビッシュとの投手戦を繰り広げた山本由伸は、5回まで2安打無失点に抑え交代。1-0で迎えた7回、T.ヘルナンデスのソロHRで2点リードに広げる。そしてどのままドジャースが勝利し、大谷は拳を握り喜びを爆発。チームメートと勝利を喜びあった。ロッカールームではシャンパンファイトがスタート。大谷は山本について「相手を寄せ付けないような圧倒的なピッチングだった」などとコメント。次の一戦について「初戦が大事。今日は勝ってみんなで喜んで次に向けて頑張りたい」などとコメント。明日から始まるリーグ優勝決定シリーズは、ナ・リーグはドジャースとニューヨーク・メッツが激突。