ドジャースが初戦を制し迎えたきのうのワールドシリーズ・第2選。大谷もスタメン出場する中、ドジャースの先発は日本のピッチャーで史上3人目の夢舞台となる山本由伸。初回、ア・リーグホームラン王のジャッジとの対決。変化球で空振り三振を奪い上々の立ち上がりを見せる。しかし1点リードの3回、ヤンキースのソトにソロホームランを浴び同点に。それでもドジャース打線が2者連続ホームランで再びヤンキースを突き放す。援護をもらった山本は4回以降ランナーを1人も出さず、打たれたヒットはホームランの1本のみ。7回途中・1失点で勝投手の権利を持って降板すると、ファンからスタンディングオベーションを受けた。直後、そこまでノーヒットの大谷がフォアボールで出塁すると盗塁を試みるも失敗。すると苦悶の表情を浮かべなかなか起き上がれない大谷。ベンチからスタッフやロバーツ監督が駆けつける中、2塁ベースに内蔵されているマイクには「痛ぇ…肩っすね」「外れた?」「多分」という会話が。ロバーツ監督はこれについて「左肩を軽く亜脱臼したようだ。左肩の筋力や可動域は良好だからボジティブな状況。しかし精密検査の結果が出るまでは断定できない」とコメント。試合はドジャースがリードを守りきり連勝。山本は日本のピッチャーでは2007年の松坂大輔さん以来2人目のワールドシリーズ勝利投手となった(ドジャース4-2ヤンキース)。あすの第3戦からヤンキースの本拠地に乗り込むドジャース。大谷は精密検査終了後、チームに合流する予定。