トイファクトリーの藤井昭文は、創業当時から断熱にこだわったキャンピングカーを製造していたがなかなか売れなかった。これでダメなら廃業と決めた展示販売会で車を購入してくれたという猪瀬さん。その機能性にトイファクトリー一択だったという。また経営が上向くためのアドバイスもしてくれそのための店舗物件も一緒に見てくれた。首都圏へ店を構えたことで少しずつだが知名度もあがっていったという。猪瀬さんはさらに、社員になると言い出し、会社をやめて入社してきたという。日本IBMの元営業マンだった猪瀬さんは当時55歳。トイファクトリーの車を広めたいという思いだった。作り手の発想力は長けていたという藤井は、ソーラーパネルの備え付けなどシャープと共同開発。沖縄の高校生とチームを組んでオーストラリアを縦断する世界最高峰のソーラーカーレースに出場。ソーラーパネルの性能をテストした。技術力とブランド力を磨いたことで社員のモチベーションがあがり、ようやく企業になった。