きのうは新たな執行部を引き連れ、野党各党へのあいさつ回り。あいさつには裏金問題で処分を受けた萩生田光一幹事長代行も同席。萩生田氏の要職への起用を厳しく批判していた立憲民主党・野田佳彦代表だが、きのうは高市総裁が先手を打った。萩生田氏を「傷モノ」とあえて強い言葉を使い、立憲の執行部は出鼻をくじかれた。野田代表は人事の説明について「麻生さんがどうのと言われているが、高市さんが自分で選んだ人たちだと強調していた」と述べた。国民民主党への訪問でもさなえ節は続いた。玉木雄一郎代表が去年12月の3党合意を守るよう要請したところ、「御意」と目上の人に同意を示す古風な表現を使い、国民民主の求めに応じる姿勢を見せた。野党各党に加え、自公の連立協議も難航。17日から始まる秋の例大祭での靖国参拝を見送る方針も公明党への配慮とみられる。公明支持者の中には「連立離脱やむなし」の声が広がる中、斉藤代表はきのう配信されたYouTubeの番組で連立協議が不調に終わった場合の対応について踏み込み、「総理指名選挙で高市早苗と書かない」と述べた。政府・自民党は石破総理の後継を選ぶ臨時国会は当初15日を軸に検討していたが、20日以降に召集をずらす方向で調整に入ったと共同通信が伝えている。月末には外交日程も詰まっているため、公明との協議難航が国会審議の時間を圧迫する事態となっている。
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