先に4勝した方がワールドシリーズに進出するナリーグ優勝決定シリーズ第2戦、ドジャース×メッツ戦が行われた。この日、ドジャースに立ちはだかったのは、大谷翔平選手とリーグMVPを争うライバルと目されているメッツ・リンドーア選手。1回表、先頭打者ホームランを放ち、ドジャースにとって34イニングぶりの失点となった。大谷選手は1番、DHで出場。メッツの先発は今シーズン12勝を挙げている変則左腕マナイア投手。大谷選手は第1打席、タイミングが合わず、空振り三振。直後の2回表、ミラクルメッツ打線が本領を発揮。ツーアウト満塁のチャンスを作ると、ビエントス選手がグランドスラム。ドジャースは序盤で大量失点。3回ウラ、大谷選手の第2打席、149キロのシンカーに手が出ず、2打席連続三振となった。直後、ドジャースベンチにヘビが出現。ヘビは幸運の象徴と言われている。直後の5回ウラ、マンシー選手が反撃の狼煙を上げるホームランを放った。6回ウラにはエドマン選手が2点タイムリーヒットを放ち、3点差に詰め寄った。大谷選手も両手を叩き、仲間を祝福。メッツ4点リードで迎えた9回ウラ、メッツのマウンドには剛腕クローザーのディアス投手が上がった。大谷選手はフォアボールで出塁しチャンスを広げたが、三者連続三振でゲームセット。ドジャース3−7メッツ。この日の大谷選手はノーヒットに終わった。
日本時間きのう行われたナリーグ優勝決定シリーズ第1戦、メッツの先発には千賀滉大投手が上がった。大舞台でサムライ対決が実現。この試合では2人の持ち物にも注目が集まった。千賀投手のグラブにはフォークを手にしたおばけの刺繍が描かれていた。千賀投手が打者の視界から消えるほど落差が大きいフォークボールを決め球にしていることから、米国では「ゴーストフォーク」、おばけフォークと呼ばれていることに由来している。大谷選手は愛犬デコピンの刺繍がスパイクに施されていた。大谷選手の第1打席、セカンドゴロに打ち取られ、千賀投手に軍配が上がった。第2打席、1アウト、2塁の場面、ライト前タイムリーヒットを放ち、大谷選手に軍配が上がった。制球に苦しんだ千賀投手は1回1／3（30球）、2被安打、4与四球、3失点で降板。ランナー大谷選手は2塁に盗塁を試みたがタッチアウト。レギュラーシーズンでは盗塁成功率93％超だったが、およそ3カ月ぶりに盗塁失敗となった。大谷選手の第3打席、1アウト、1塁の場面、もう少しでホームランの鋭い当たりはフェンスを直撃。打球速度およそ187．5キロ。初戦の大谷選手は4打数、2安打、1打点、1四球。プレーオフからの得点圏の打撃成績は5打数4安打、打率8割。ドジャース9−0メッツ。