アメリカでは山火事による被害が深刻化している。アメリカの国立合同消防センターによるとアメリカでは去年5万5571件の山火事が発生し、およそ1万平方キロメートルが焼失した。ワシントン州の政府機関は、今年は例年よりも山火事の発生確率が高く、山火事のシーズンも長くなると予想しているとロイター通信が報じている。その一方で、山火事に対応する消防士が不足しているという現状がある。BBCによると、アメリカの消防士の人数は1984年から2020年にかけて20万人以上減少したという。AP通信によると、消防署を閉鎖する地域も出てきている。消防士が減っている要因について、ガーディアンは精神的肉体的な負担に加え政府の予算不足により宿舎などが老朽化し、劣悪な環境で生活せざるを得ないことから離職者が増えていると指摘している。人材不足の中で注目されているのが、受刑者による消防隊。AP通信によると、カリフォルニア州・フロリダ州・オレゴン州・ワシントン州などで受刑者が消防士として活躍しているが、1日当たり300円程度の給与しか支払われない場合がほとんど。アルカディア20のように優秀な人材を集め、高い給与を支払うというケースはワシントン州だけの取り組みだという。アルカディア20の更生プログラムは、出所後の雇用にもつながることから再犯防止にも期待できる。末延さんは「コレをうまく活用していけば、ウィンウィンの関係になっていく。ただ、300円というのはもう少し改善してほしい。」などとコメントした。吉永さんは「ここのチームを作るまでに相当選抜もきちんとしていると思う。きちっとしたスキル・訓練をしたうえで、自信をもって送り出しているチーム何だと思います。彼らも犯罪を犯してしまったけども、そのなかで社会で必要とされることで自信をもつでしょうし、このことが出所後のきちっとした定職に結びついていくことになると再犯防止になる。見事な更生プログラムなんだと思います。」などとコメントした。