トランプ次期大統領に接近し影響力を増す実業家のイーロンマスク氏。そのマスク氏の行動に注目が集まった。米国議会で当初合意されていたつなぎ予算案について、マスク氏が自身が運営するXで反対運動を展開し予算案が破たんに追い込まれた。政府機関が一部閉鎖する可能性もあり、緊張に包まれている。マスク氏は反対理由として“予算案に議員の給与引き上げなどが盛り込まれ議論を尽くさず法案可決は正当かできない”としている。トランプ氏も“クリスマスの時期に多くの米国人が苦しんでいる中で議員の給与の引き上げをもたらすのだ”と指摘。19日、共和党のジョンソン下院議長はトランプ氏の意向を盛り込んだ新たな予算案をまとめたが法案は通過しなかった。ロイター通信は共和党から38人の造反が出たと伝えている。20日中に新たな案を可決できるかは不透明な情勢。