円相場はきょう一時1ドル143円台半ばをつけ、およそ3週間ぶりの円高ドル安水準となった。この円高が重しになって日経平均株価は一時500円以上、下落する場面もあった。このところマーケットでは大きな変動が続いているがこうしたなかで金融に関する知識を広め国民の資産形成につなげようとする官民の取り組みが本格始動した。タレント・小島よしおさんが訴えたのは金融教育の必要性。このイベントを開いたのはJ−FLEC(金融経済教育推進機構)。金融教育の充実を目指し官民の連携で4月に発足した新組織。認定アドバイザーとは投資や資産形成についての助言を行うためジェイフレックが認定した専門家。企業や学校などに派遣し、出張授業を行うほか個人にも無料の電話相談や有料の個別相談に応じる。一方、マーケットは今日も荒い値動き。円相場は一時143円台半ばとおよそ3週間ぶりの円高ドル安に。先週末、米国FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長が9月に利下げを行うことを強く示唆したことがドル売りのきっかけとなった。円高を受け、日経平均株価は3万8000円を割り込む場面も。輸出への依存度が高い半導体や自動車関連株に売りが出た形。