石破茂総理大臣が先ほどトランプ大統領との首脳会談に臨んだ。共同声明では日米関係の新たな黄金時代を追求する決意を確認した。日本時間午前4時20分から始まった日米首脳会談後の共同記者会見。トランプ大統領は「会談ができて非常に名誉に思っている」、石破総理は「敬愛してやまないトランプ大統領とともに日米関係の新たな黄金時代を築いていきたい」と語った。当初の予定から20分ほど遅れてホワイトハウスにに到着した石破総理。トランプ大統領の出迎えを受ける。石破総理は笑顔で手を振り報道陣に答えた。アメリカ第一主義を掲げ何を言い出すかわからないトランプ大統領との初めての首脳会談。冒頭、石破総理が持ち出したのがトランプ大統領と個人的な信頼関係を築いていた安倍元総理の話題。石破総理との不仲が伝えられていた総理大臣時代の安倍元総理だが、トランプ大統領に対しては友人だと紹介していた。就任早々カナダや中国などに対し、関税を武器に強引に譲歩を迫るトランプ流の外交。石破茂総理大臣が土産話として披露したのが、いすゞ自動車のアメリカでの新工場建設を明かしたほか、トヨタ自動車の工場も近く、拡充される計画であることなど日本の対米投資をアピール。しかしトランプ大統領は「日本には1000億ドルの貿易赤字がある。均衡に戻す必要がある」と対日貿易赤字の解消に意欲を表明。そのためには日本への関税措置も選択肢になるとの考えを示した。これに対し石破総理は「お互いに利益になることが重要」と述べた。さらに、懸案事項となっている日本製鉄によるUSスチールの買収計画についても話がおよんだ。従来の買収反対の考えについては「変わりはない」と述べた。しかしアメリカのCBSテレビは「買収計画を容認することを検討している」とも報じている。首脳会談の前日USスチール・ブリットCEOがトランプ大統領と会談し買収計画を認めるよう直談判したとみられている。