西友の筆頭株主の投資ファンド「KKR」は、西友の売却を検討していて、これまでライバルの「イオン」や「ドン・キホーテ」の運営会社などが買収に名乗りをあげていた。こうした中で全株式を取得し買収すると発表したのは、トライアルHD。九州を発祥とする「トライアル」は、24時間営業の格安スーパーで、全国に338店舗を展開。セルフレジ機能付きの買い物カートや顔認証の会計システムなどをいち早く導入したことでも知られている。買収額は、およそ3800億円。両社はこのあと午後5時半から会見を開く予定で、西友ブランドの存続させるかどうかについても説明するとみられる。