通常、橋梁は川に対して直角に作られるため直線構造のトラス橋が一般的である。しかし球磨川第四橋梁は元々盛土があった曲線のレールの位置をそのまま橋に置き換えるため、カーブを描くトラス橋が必要となっていた。一般的なトラス橋の端の部分を見てみると、真っ直ぐな門の形をしているが曲線のトラス橋はどうなっているのかというとカーブに対応するため斜めの板同士を合わせていた。曲線のトラス橋は部材1つ1つの角度で長さが微妙に異なってくるため、極めて高度な計算と繊細な職人技がなせる端である。火のあぶりを入れて角度や形状が正規の寸法になるよう、1ミリ単位で調整していた。技術的な困難を乗り越え、球磨川第四橋梁が新たに生まれ変わる。
