老舗パン屋の店長によると、パンは窯から出た瞬間から乾燥が始まって硬くなるという。出来立てのパンのへこみ具合を測定するとおよそ2.6mm、たまご豆腐や白子ほどの硬さだったが、およそ3時間後測定すると、およそ2.3mmとへこみはおよそ12%減少していた。さらに、翌日のパンの硬さはおよそ0.4mm。こんにゃくと同じ数値にまでなっていた。いかに水分を残したまま保存したり焼いたり出来るかが、サクフワトーストを作るコツ。パンを保存する場合は即冷凍がポイント。1枚ずつラップかアルミホイルで包んで冷凍庫へ。さらに焼く際は強い火力で一気に焼くのが重要。一気に焼くことで焼く前より水分が増える逆転現象も起きる。トースターを1分ほど予熱し、パンの下側を奥へ入れむらなく短時間で焼き上げる。焼き色が薄くついたくらいで加熱を止めるのも重要。