大統領選挙からの撤退論が湧き起こる中、米国・バイデン大統領は米国の独立記念日を祝うイベントで演説した。バイデン大統領は「米国合衆国、世界のどこにも存在しない国だ。独立記念日おめでとう」と述べた。イベントにジル夫人やハリス副大統領とともに出席し、「米国は尊厳のある国だ」などと訴え、力強さを意識した1分間程度の短い演説を行った。先月のテレビ討論会で高齢不安に拍車がかかったことで、大統領選からの撤退を求める声も出ているが、参加者からエールを受けたバイデン大統領は「私はどこにも行かない」と応じた。一方、トランプ前大統領は自身のSNSで、バイデン大統領を「老いぼれ」とののしったうえで「出馬をやめるだろう」と述べた。