伊藤忠総研・武田淳さんの経済視点は「πe」。武田さんは「πはインフレ率、eは期待、これを合わせて期待インフレ率。政策金利をどこまで上げるかというのは名目の中立金利というのが目安になるが、それはその自然利子率と期待インフレ率、この合計で考えられる。自然利子率の方は短期的にはあまり動かないので短期的には中立金利というのは期待インフレ率で左右されるということになる。期待インフレ率、6月までは日銀短観の物価見通しやBEIが上がっていたが円安修正でBEIは下がっている。実体経済は日銀短観を見たほうがいい。明日発表されるので注目」などと述べた。和キャピタル・村松一之さんの経済視点は「オクトーバー・サプライズ」。村松さんは「大統領選の年の10月というのはいろいろ不測の事態が起こるということでオクトーバー・サプライズとして知られている。2020年はホワイトハウス内でコロナが蔓延してトランプさんが入院したり2016年の10月にはヒラリー・クリントンが国務長官時代の機密情報を私用メールで扱っていたとFBIが再調査したりいろいろ起こる。今年もトランプ候補の暗殺未遂事件が2つも起きた。突発的なニュースには注意したいしやっぱりそういうニュースが出てきた時には冷静に対応した方がいいと思っている」などと述べた。