2019年、陸軍や海軍などと同格の扱いで創設された米国宇宙軍。米国軍は核戦力の指揮統制、精密攻撃など幅広い活動を衛星網に依存しているため、宇宙軍は敵の攻撃から衛星を防衛する活動に当たっている。またミサイル発射の探知など地上の監視活動も行っている。宇宙軍が、東京・横田基地に数十人規模の在日米国宇宙軍を設置し、きょう発足式が行われた。ミサイル発射を繰り返す北朝鮮や、宇宙空間での活動を活発化させる中国などに対応するのが目的。在日米国宇宙軍と連携するのが、航空自衛隊・宇宙作戦群。宇宙空間の監視や、他国の衛星の運用状況などを把握する任務を行っていて、来年度には670人規模の宇宙作戦団に格上げされる予定。米国インド太平洋宇宙軍のトップ・マスタリール司令官は、「日米同盟はかつてないほど強固だ。領土、領空、亮かい、宇宙区間を守る準備ができている」と述べ、連携の意義を強調。
米国軍は、中国やロシアが、宇宙空間での兵器開発を進めているとして強く警戒。その1つが、ロボットアームの技術を使った衛星。米国は中国が敵対する国の衛星の軌道を変える攻撃兵器の開発を進めていると指摘。ロシアについては、地上配備型の対衛星ミサイルや衛星と地上の通信を妨害する「衛星ジャマー」の開発などを行っていると指摘。ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮は、きのう朝鮮労働党の重要会議を、今月下旬に開くと発表。ミサイル開発などについて、どのような言及があるのか注目される。
日米関係に詳しい米国・ランド研究所国家安全保障研究部・ジェフリーホーナン日本部長は「中国はこの地域では対宇宙作戦で先頭に立っている。北朝鮮は将来的にはロシアから高性能な技術を手に入れ、宇宙分野で多様な能力を開発していくことが予想される。宇宙領域の能力向上のため、今後日本と緊密に協力していけるだろう」と述べた。
米国軍は、中国やロシアが、宇宙空間での兵器開発を進めているとして強く警戒。その1つが、ロボットアームの技術を使った衛星。米国は中国が敵対する国の衛星の軌道を変える攻撃兵器の開発を進めていると指摘。ロシアについては、地上配備型の対衛星ミサイルや衛星と地上の通信を妨害する「衛星ジャマー」の開発などを行っていると指摘。ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮は、きのう朝鮮労働党の重要会議を、今月下旬に開くと発表。ミサイル開発などについて、どのような言及があるのか注目される。
日米関係に詳しい米国・ランド研究所国家安全保障研究部・ジェフリーホーナン日本部長は「中国はこの地域では対宇宙作戦で先頭に立っている。北朝鮮は将来的にはロシアから高性能な技術を手に入れ、宇宙分野で多様な能力を開発していくことが予想される。宇宙領域の能力向上のため、今後日本と緊密に協力していけるだろう」と述べた。