債券市場では新発10年物国債の利回りが1.175%まで上昇しおよそ13年半ぶりの高い水準となった。米国の金利が上昇したため。7日に発表された経済指標の結果が市場予想を上回り米国の景気は堅調さを維持するとの見方から、長期金利は、およそ8か月ぶりの高い水準まで上昇した。また、トランプ次期大統領が掲げる関税の引き上げや米国国内の減税政策がインフレを再燃させるとの思惑からさらなる金利上昇の圧力がかかっている。こうした動きが日本の債券市場にも波及した形。今後について専門家はトランプ政権発足後、しばらくは日米ともに金利の高止まりが続く可能性が高いとみている。