アメリカ・トランプ大統領が表明したカナダからの輸入品に対する25%の関税の発動が、日本時間午後2時過ぎに迫る中、アメリカ、カナダ両政府の協議がいまも断続的に続いている。トランプ大統領は、自らのSNSを更新し「カナダ・トルドー首相と電話会談した」と明らかにした。トランプ大統領は「カナダとの国境から流入する麻薬が原因で数十万人が命を落としている」などと不満を明らかにした。両首脳による電話会談で、何らかの合意は得られなかったとみられ、トランプ大統領は日本時間午前5時に「トルドー首相と再び電話会談を行う」としている。ニューヨークタイムズは3日、カナダの政府高官が「状況は依然として流動的だ」とし、両国が合意に達する可能性に懐疑的な見方を示したと報じている。アメリカ・トランプ大統領は、10%の追加関税を課すとしている中国と、24時間以内に協議すると明らかにした。関税を巡る問題やトランプ大統領が、中国が実質的に運営していると問題視するパナマ運河について議論するとみられる。