石破総理大臣はトランプ大統領との初めての首脳会談に臨むため、きょう、アメリカへ出発する。首脳どうしの信頼関係を構築するとともに安全保障や経済の分野で協力を確認し、両国の関係強化を図りたい考え。石破総理大臣は就任後初めてアメリカを訪問し、日本時間のあさって未明にトランプ大統領との首脳会談に臨むためきょう午後政府専用機で羽田空港を出発する。首脳会談で石破総理大臣は幅広い分野で率直な意見交換を行い、首脳どうしの個人的な信頼関係を構築したい考え。そして安全保障環境が厳しさを増す中、日米同盟をインド太平洋地域の平和と安定の礎と位置づけ、同盟の抑止力と対処力のさらなる強化で一致したいとしている。また、覇権主義的な動きを強める中国や弾道ミサイルの発射を繰り返し、ロシアとの軍事協力も進める北朝鮮などを巡っても意見を交わし、連携して対応する方針を確認したい考え。一方、経済分野ではトランプ政権が中国からの輸入品に追加関税を課す中、石破総理大臣はアメリカに対する日本の巨額な投資が雇用の創出にも貢献していることを説明し、両国の国益に沿う協力関係の構築を目指すことにしている。さらにトランプ大統領をできるだけ早く日本に招待することにしていて、会談の成果を共同声明として発表する方向で調整を進めている。