先月の就任以降、トランプ大統領は68もの大統領令に署名。我々の生活にも影響しかねない政策を次々発表。その裏には実業家イーロン・マスク氏の存在も。トランプ氏は就任初日、「メキシコ湾」を「アメリカ湾」に改称する大統領令に署名。すでにアメリカのグーグル、アップルのアプリなどで地図上の表記がアメリカ湾に変更されるなど企業の対応が進む一方、世界最大級のメディア「AP通信」は記事でメキシコ湾の表記を続けていることを理由にホワイトハウスでの取材が制限されている。トランプ氏の“脱バイデン”の動きを加速させている。先週水曜日、トランスジェンダーの女性スポーツ参加を禁じる大統領令に署名し、2028年のロサンゼルス五輪では「トランスジェンダーの参加を認めない」と表明。かつてバイデン政権が掲げていた“多様性の重視”から180度転換。今週火曜日には連邦政府内で使用するストローを“紙製からプラスチックに戻す”という大統領令に署名。「紙ストロー廃止」の政策は環境保全の観点からバイデン氏が推し進めた政策だった。SNSでは「1セント硬貨の製造中止」について発信した。