トランプ大統領は20日、半導体やEVなどに使用の重要鉱物について、国内での生産拡大を促す大統領令に署名した。“鉱物が埋蔵されている連邦政府の所有地のリストを作成し、土地の利用は鉱物の生産・採掘を優先する”としている。また、国防のために、国内産業に影響を与える権限を大統領に認める法律「国防生産法」にもとづき、鉱物の国内生産を促進するとしている。一方、同じ日にトランプ大統領は、教育省の廃止に向けて権限を州政府に移すなどの措置を指示する大統領令に署名した。“無駄な支出を削減し、生徒たちの学力を向上させる必要がある”としているとして、“教育政策は州政府の裁量に委ねるべき”との考えを強調した。ただ、議会の承認なしに教育省の廃止はできず、トランプ大統領は今後、議会の理解を得ていきたいという考えを示している。