イランが核開発を巡る米国との協議について間接協議であれば応じる考えを示す中、トランプ大統領は核開発の制限を巡り合意に応じなければ爆撃を受けることになると述べた。イランに対して早く協議に応じるよう圧力を強めた形。イランの核開発を巡りトランプ大統領は協議を呼びかける書簡を敵対するイランに送ったがイランのペゼシュキアン大統領は30日、直接協議は拒否し第三者が仲介する間接協議であれば応じると返答したことを明らかにした。こうした中、イランの核兵器開発を容認しない立場のトランプ大統領は30日、NBCテレビの取材に対し核開発の制限を巡り、もしイランが合意に応じなければこれまで見たことのないような爆撃を受けることになると述べた。トランプ大統領は米国とイランの当局者が交渉中だとしているが攻撃の可能性を示してイラン側に早く協議に応じるよう圧力を強めた形。イランの核開発を巡っては開発を制限する見返りに米国などが制裁を解除する核合意が結ばれていたが2018年、1期目のトランプ政権が一方的に離脱しイラン側には米国に対する不信感がある。2期目のトランプ政権がイラン側に圧力を強めながら協議を迫っていることにも反発していて今後、協議が始まるかは不透明な情勢。