官邸キャップの平本氏はまず異例と言われる首相チームでの直接交渉について「トランプ政権の交渉役に推薦されたのは赤沢担当相。自民党内からは外交経験が少ないなど不安視する声があった。そうした中で石破首相を支えてきた総理交渉チームを赤沢大臣につけたという。総理の関係者をチームにつけるのは異例のバックアップ体制」など解説。2つ目アメリカに刺さるカードは準備できているのかについて平本氏は「トランプ政権に刺さるカードは何か日本政府は準備を続けている。アメリカ側から求めてきそうなテーマが見えてきた。ひとつは農産品の市場開放。2つ目はアメリカの自動車の輸出拡大に向けた日本のルール緩和。そして3つ目はアメリカ産の液化天然ガスの輸出拡大など。他にも交渉チームの幹部は10枚以上のカードを用意していて準備万端だとしている」などコメント。ピンチではなくチャンスにかえられるカードについて平本氏「ピンチは交渉失敗すれば関税が再び。そして7月の参院選があるため自民党が強く反発することが予想される。チャンスについてはベッセント財務長官が発した言葉の中にある。ベッッセント長官は日本が交渉の先頭にいると話していることがポイント。アメリカも本音では日本と早く妥結して中国にプレッシャーをかけたいのだと。参院選を前に焦る日本と中国の交渉を前に焦るアメリカで利害が一致している。そこがチャンスだと話す関係者も」などコメント。