谷さんは「世界経済の不透明感が強まり、通常であれば米国債が買われそうな安全資産なのですが、今回は売りが広がりましたね。関税を導入することが不信感を強めたのか、駆け込みの輸入が貿易赤字を急拡大させているのか。少なくとも、今回は米国からお金が逃げる形となりました。ただ、頭ごなしに決めつけすぎかなと思う部分もありまして、売りの背景に米国への信頼感低下がるとするならばドル離れと言えますが、これは時が結論づけることなので、データを確認していくと思います。10年実質金利はものすごく跳ね上がっていて、このままだと景気が悪化する懸念が高まっていきます。結局、関税による物価の高騰は一時的かもしれませんがありますので、FEDにとっては難しい環境が作られています」などと話した。