米・トランプ大統領は20日、SNSで「各国指導者などが関税緩和を求めているが、彼らはひどい行 いを正さなければならない」などと持論を展開した。そして非関税障壁の例を示し、「保護的な技術基準」として日本のボウリング球によるテストを挙げた。トランプ氏は1期目の2018年、自動車の日本への輸出について「ボウリング球を6mの高さからボンネットに落とし、少しでもへこんだら不合格になる。我々はとんでもない扱いを受けている」と主張していた。この発言を巡っては、当時のホワイトハウスの報道官が「明らかに冗談」だと弁明し、米ファクトチェック団体も嘘だと結論づけている。今回のトランプ氏の真意は不明だが、米側は日本が米国の安全基準を日本の基準と同等だと受け入れていないことが非関税障壁になっていると主張している。