トランプ大統領は1日、日本との関税交渉について不満を示し、対日関税の引き上げを示唆した。来週9日にせまる相互関税の一時停止期限につい延長しない考えを示した。イギリスのフィナンシャル・タイムズは世界4位の経済大国に対して関税を引き上げという脅威は世界貿易戦争を再燃させる懸念を強めることになるなどと伝えた。トランプ大統領は貿易不均衡への不満を背景に、日本に厳しい圧力をかけている。東京株式市場では今後の日米交渉への懸念が広がり、日経平均株価は一時500円以上値下がりした。日本商工会議所の小林会頭は冷静に受けとめてやっていくとした。青木官房副長官はトランプ大統領の発言についてコメントすることは差し控えたいとした。