ワシントンから中継。トランプ大統領は自身のSNSに「カタールとイランに対し早期に通告を発してくれたため死傷者を出さずに済んだ感謝する」と投稿。投稿によるとイランから発射されたミサイルは14発のうち13発はカタールなどが迎撃、1発は外れたため被害はなかったとしている。アメリカのCNNニュースなどによると、攻撃対象となった基地では、先週駐機場から航空機のほとんどを移動させていた。またアメリカの国務省は事前にカタール在住のアメリカ人に対して、自宅待機を要請するなど対応していたという。報復はしつつも、アメリカとの全面的な戦闘は避けたかったという可能性が考えられる。2020年にもイランがアメリカに報復攻撃をした出来事があった。アメリカ軍がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を無人機を使いイラクで殺害した事件。イランはその5日後に事前に通告した上でイラクにあるアメリカ軍の拠点2カ所に12発以上の弾道ミサイルで報復攻撃を行った。攻撃後にイランが「攻撃は完了した」と発表していた。イランとしては戦闘を手に負えなくなるほどさせる事なく国内の保守強硬派などに向けて反撃という象徴的な対応をとる必要があったと考えられている。イスラム体制への影響や周辺国から反発を招きイランの孤立を深めるリスクもある。金融市場も反応。NY原油先物相場は7%を超えて下落。