アメリカのトランプ大統領は22日、国内で高騰する軽油価格を抑制するため、輸出の禁止を政権内部に求めてきたと明らかにした。アメリカは軽油の輸出大国で、車の利用者の半数が軽油を使っているとされるフランスでは、物流コストの上昇で物価の高騰に繋がりかねないと懸念が高まっている。輸入価格が記録的な水準に達する中、アメリカから新たな懸念が浮上している。トランプ大統領は国内の燃料価格を抑え込むため、アメリカからの軽油の輸出を禁止することを検討している。実際に輸出禁止に踏み切ったとすれば、フランス国内では軽油1リットル3.9ユーロまで上昇する可能性がある。軽油の価格がさらに上昇したら、一体どうなるのか。トランプ大統領がその可能性を示した。トランプ大統領はアメリカからの軽油の輸出を禁止することを検討している。現在フランスでは、自動車利用者のおよそ半数が軽油を使っている。ガソリンスタンドには不安な様子のドライバーがいた。フランスで使われている軽油はどこから来ているのか。消費されている軽油の半分は輸入に頼っている。最大の供給国がサウジアラビアで、輸入量の23.5%を占めている。その次がアメリカで14.4%。アメリカからの輸入量は、中東情勢の混迷が始まって以降、ほぼ2倍に増えている。フランスはヨーロッパからの輸入に頼れるのか。フランスの軽油の27.8%がオランダとベルギーから輸入されているが、そのオランダとベルギーも軽油はアメリカから仕入れている。輸入が不足すれば、軽油の価格が急騰する可能性がある。専門家の一部は1リットル3.9ユーロに達する可能性も否めないとしている。そうなれば、国の経済全体に影響が及ぶ。フランス石油産業連盟の元会長は「軽油は陸上輸送に使われるので、軽油価格が上昇すれば、輸送コストも上昇する。食品を始め様々な商品の価格上昇にもつながる。」ヨーロッパ委員会は24日夜、トランプ大統領の輸出禁止の圧力について、非常に悪い考えだとの見方を示した。双方の間ではすでに協議が開始されている。
