ウクライナのゼレンスキー大統領は13日、記者団に対し「ウクライナ抜きのいかなる合意も認めない」と述べ、「アメリカとロシアのみで協議するのはプーチン氏の思惑通りだ」と牽制した。また、EUの外相にあたるカラス外交安全保障上級代表も「戦争の当事者抜きで合意を急ぐのは、ウクライナを裏切る汚い取り引きだ」と非難している。一方、ロシアのペスコフ大統領報道官は13日、国営テレビ局とのインタビューで「ウクライナは終戦交渉に何らかの形で関与する」との認識を示した。ただ、ウクライナを含む協議とは別にアメリカとロシアのみの協議の場を設ける考えも明らかにしている。