大和証券CMアメリカ・シュナイダー恵子さんがリモート解説。シュナイダーさんは「2日のニューヨーク株式市場について、景気敏感株や中国関連株が引き続き買われる一方、決算を発表したナイキや7−9月期の納車台数が高い期待に届かなかったテスラが売られました。ナスダックはIT主力株が重しでしたが、ハリケーンで製油施設が止まったため、原油在庫が急増し、原油が上げ幅を急速に縮めるとITの買い戻しが入りました。中東情勢の緊迫化、大規模な港湾ストライキが重なった割にマーケットは底堅いと言えます。中東では、4月にも同様のミサイル攻撃があり、それ以上エスカレートしなかったことから、今回も威嚇の攻撃との見方が優勢のようです。港湾ストライキについても大手小売企業は、ストライキを予想し、約1か月分の在庫を前倒しで積み増してきた。米国・ホワイトハウスが早期解決に向けた仲裁に入り、ウォルマートも水面下で動いているとい思われます。金曜日の雇用統計の発表さですが、過去30年の利下げ開始前後の非農業部門雇用者数を見てみると、企業は米国大統領選挙の結果を見極めるまで、大きな投資や従業員の採用を先送りしています。政策や税制がクリアになった時点で、反動が出る可能性があり、不確実性が高いと考えています」などと話した。