テーマは「2026年春闘に向けた連合の課題」。ナウキャスト創業者・取締役(東京大学名誉教授)・渡辺努の解説。きのう、連合は「2026年の春闘の目標賃上げ率を5%以上にする」と発表。2021年以降、実質賃金は下がり続けている(約6%)。物価高に賃上げが追いついていないため。このため春闘の賃上げは、あまり成功していない。賃上げ要求基準に関する3つの提言:過去のインフレ実績ではなく将来のインフレ見過ごしを要求基準に反映させる、実質賃金に関するキャッチアップ条項を導入する、人手不足要因を明示的に要求基準に反映させる。これまでの賃上げ目標設定は「過年度」のCPI。本来は先行きの物価を参照すべき。突発的なことがあると物価は上昇し実質賃金は下がるため次の春闘で下落分を補填する。「労働の需給一致」グラフ(労働供給曲線、労働需要曲線)によると人手不足要因を反映させると最低でも3%、1年に1%ずつ余分に賃上げすべき。
