株価の見通しについて、DZHフィナンシャルリサーチ・東野幸利氏の日経平均予想レンジは3万9650円~4万150円とし、きょうのECB理事会、あすの日銀短観、メジャーSQを控え動きづらい側面もあるが、米国市場でナスダックが大幅反発して、ドル円も円安方向。半導体関連などハイテク株への買い戻しが指数を押し上げる展開と想定してると解説。さらに、注目ポイントを「当面は米国株より日本株」とし、最近、アメリカ市場ではS&P500やナスダックが史上最高値を更新。短期的には指数に高値警戒感が強くなりつつある。アメリカ株が下落するとなると日本株にも影響が出るのではないか。ただ、そんなに単純な話ではないかもしれない。仮に円安方向に一段と進む環境変化があれば、指数も騰落レシオも同時に三角持ち合いからの上放れとなり、TOPIXは当面の間で上昇トレンドが発生し、新年相場への期待が膨らむ状況になってくるとみているなどと解説した。