ニセコは北海道の札幌、新千歳空港から車で約2時間。倶知安町とニセコ町を合わせてニセコエリアと言われていて、世界屈指のスノーリゾート。バブル期、スキー人気が頂点になり、ホテルはシーズン前に予約は埋まり、北海道スキーツアーも即日完売になる場所だった。バブル崩壊でスキーブームが終焉し、日本人がいなくなったところで外国人が戻ってきた。八代さんは「ニセコは水分が少なくてふわふわしてる。オーストラリアとか南半球と季節が逆なので、もともとオーストラリアやニュージーランドからのお客さんが多かった。2000円のカレーや牛丼も海外だとあそこの価格に20%チップがのるので、日本はそれがないので安く感じる」とコメントした。日本人観光客が減った時、ニセコは再起をかけて、東アジア観光客誘致協議会を設立した。そこで台湾・香港をはじめヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアに売り込みをかけた。町と町民が50%ずつ出資をして、日本初観光協会を株式会社化した。それにより、ホテル・旅行会社とのタイアップもでき、スピード感を持って対応ができるようになった。さらに世界へ発信しているのが「JAPOW」。これは「JAPAN+POWDER Snow」。ニセコのパウダースノーは浮遊感があり、上質な雪で長時間楽しめる。世界で優秀なスノーリゾートを表彰する「ワールドスキーアワード」に2年連続ノミネートされている。