気候変動への対策を話し合うCOP29が開幕。190を超える国と地域が参加する。今回の会議では、先進国が途上国の温暖化対策を支援するための資金や、2035年に向けた温室効果ガスの新たな削減目標について、議論される見通し。ただ、トランプ氏が大統領選挙で勝利したことで、温室効果ガス世界第2位の排出国、米国の協力が不透明になっている。トランプ氏は選挙戦の中で、石油や天然ガスの生産を増やすと強調していて、気候変動対策に消極的だと指摘されている。前回の政権時に、温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」から離脱したが、今回も、トランプ氏の政権移行チームが再離脱を準備していると、米国の有力紙が報じている。