明治大学初のベンチャー企業などのグループがヒトに臓器を提供するための子ブタが国内で初めて誕生したと発表。このグループはブタの臓器を人に移植する研究は移植陽臓器の確保につながるとしてこの数年各国で注目を集めた。ブタのクローン技術など研究するポル・メド・テックなどのグループはアメリカ企業が臓器移植を想定し遺伝子操作した特殊なミニブタの細胞からクローンを作製し一昨日には子豚が三頭生まれた。今後研究期間などに供給予定で今年中にも臓器をサルに移植する研究を始めたいという。ベンチャー企業の代表を務める明治大学の長嶋比呂志教授は「倫理的課題を議論するための科学的材料を提供することは今後できる」などと話した。