ニューヨーク市警は今年4月にロボット警察犬のロボドッグを採用した。2020年に「気持ち悪い」などの批判を受けリストラされたが、再雇用となった。ロボットを積極的に採用する理由としては、アメリカ警察の深刻な人材不足という背景がある。去年の警察官の退職者は2019年に比べ47%増えており、警察署が閉鎖する事態にまで及んでいる。人材不足の理由としては、2020年に起きたジョージ・フロイドさんが亡くなった事件をきっかけに警察官への世間の目が厳しくなり抗議活動の対象になった為。ロボコップはニューヨークの地下鉄でボタンを押すと24時間警察官と通話することができ、市の最低賃金が2000円以上の中でリース料が1300円ということでコスト面でも役に立っている。野上慎平は「ポリスというのがあるだけで安心感や抑止力になる。」などと話した。ニューヨーク市はこのロボットを年末年始の観光シーズンに向けて単独での配備も計画している。