パウエル議長は「金融引き締めの政策で政策金利はピークに近い可能性がある」などと話した。FRBが13日の会合で示した政策金利の見通しで、来年に少なくとも3回の利下げが想定される内容だったことやパウエル議長の発言を受けて、ニューヨーク外国為替市場では来年の利下げへの期待が広まり、急速に円高・ドル安が進んだ。東京市場でもこの流れを受け継いで、ドルを売って円を買う動きが強まっている。円相場は昨日と比べて3円96銭と大幅に円高・ドル安が進み、1ドル141円86~87銭で取引されている。市場関係者は「アメリカの長期金利が下落傾向にあり、日米の金利差縮小から円を買う動きが強まっている」と話している。