16日のマーケットについて大和証券CMアメリカ・シュナイダー恵子は、15日はASMLショックで半導体が売られたが、16日は小売統計やTSMCの決算待ちで堅調に推移。モルガンスタンレーやユナイテッド航空などの決算銘柄も内容がソフトランディング的で好感された。先日、トランプ前大統領がインタビューで関税強硬スタンスや排他主義的な主張を展開したことが嫌気されたといわれるが、今年の大統領選は投票日直前に株価が最高値を付けるなど、過去とは一線を画す状況。現職副大統領vs前大統領で不確実性が低い、どちらが勝っても議会でねじれになり、極端な政策は通らないといった楽観が背景にあるよう。また、S&P500は年初から2割以上上昇しており、アノマリー的に年末ラリーが期待されることから、ディーラーによると年内S&P500の6000ポイント超えを見越したコール買いが増えていると聞く。インターネット広告業界では大統領選挙関連の広告が急増してる。4年前との比較では広告予算自体が30%増。このうちオンライン広告の比率が大幅にUPしてるとみられる。今年は大統領選挙、パリオリンピック、中国系格安Eコマースの出向急増などビッグイベントが重なり来年のハードルが高くなったため、メタをはじめとするネット広告銘柄は利益確定が出やすいタイミングに入りそうなどと解説した。
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