ニューヨーク証券取引所から中継。トランプ大統領は19日、ウクライナでの停戦をめぐりロシアのプーチン大統領と電話会談。トランプ氏は「ロシアとウクライナの両国が停戦に向けた交渉を直ちに開始する」としている。ワシントンから中継。約2時間半にわたって行われた首脳会談。トランプ大統領は「会談は非常にうまくいった」とし、自らの仲介外交が効果的なものであったと成果をアピール。トランプ大統領はSNSに「ロシアとウクライナの交渉は直ちに開始されるゼレンスキー大統領にもその旨を伝えた」と投稿。その上で「バチカンがロシア・ウクライナの協議開催に強い関心を示している」と指摘し「プロセスを始めよう」と呼びかけた。またトランプ大統領は「ロシアは停戦後にアメリカとの大規模な貿易を望んでいる私も同意する」などと記しロシアに対する制裁の緩和の可能性もにじませた。プーチン大統領も「ロシアは将来の平和条約に関する覚書をウクライナ側と作成する用意がある」と表明。プーチン氏はウクライナとの間で合意が成立すれば一定期間の停戦に応じる用意があるとしている。プーチン氏はウクライナとの終戦や停戦を視野に入れているとの考えを示したが停戦にはロシア側が求める必要があるとの立場も明らかにしている。条件の詳細についての情報は入っていないがアメリカやウクライナが求める即時停戦は受け入れない考えを改めて示した。アメリカメディアもロシアとウクライナは領土や安全保障をめぐる立場の隔たりは大きいなどとし、事態の打開への道筋は見えない。
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