トランプ大統領の「停戦交渉は最終段階」という発言で、原油が急落し、金利上昇も一服。株式市場では、エヌビディア決算への期待から、IT中心に幅広く買われた。エヌビディア決算をめぐっては、高成長・予想超えは織り込み済みで、市場の注目点は、5-7月期の売上高見通しと利益率。900億ドルに迫れば、企業のAI投資の加速を示し、市場予想は870億ドル。結果は、中間値が910億ドルと強気予想を上回った。粗利益率も、中間値74.9%で、想定通り。これまでの75%という高い水準が続く見通し。利益率は、エヌビディアの独占力を反映する。このあとの決算説明会では、供給制約に対するコメントにも関心が集まっている。データセンター向け売上で、セレブラス・システムズは、エヌビディアの300分の1と競合となるにはまだ先。市場のエヌビディアへの依存が極端に高いため、分散対象としてみている。実際の競合として、存在感を増しているのが、グーグルなどの自社製AI半導体の台頭。今週も、グーグルがブラックストーンと提携し、自社製チップ「TPU」専用のAIクラウドを新設すると発表した。こうした動きが長期的にエヌビディアのシェアや価格決定力にどう影響するか注目されている。
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