6歳の時に広島で被爆した田中稔子さん、85歳です。原爆で頭や腕などに火傷を負ったほか、親族や多くの同級生を亡くした。田中さんは世界一周の船旅に出て世界各地で核兵器の廃絶を訴え、先日帰国した。田中さんはまず横浜を出港して東南アジアそしてアフリカヨーロッパを経て、6月中旬に米国に到着した。世界の人たちに思いをつなごうというニューヨークでの活動に密着。船が出航したのは4月中旬。3か月ほどをかけて世界を一周し、船内では平和や核被害への認識を深める証言会などが行われた。“世界で核兵器廃絶の機運を高めたい”とニューヨークで証言会に臨んだ。