マキシム・グループ久野誠太郎氏がリモート解説。19日のニューヨーク株式相場について、久野氏は「関税政策への警戒感から売りが先行となったものの、午後にFOMC議事録で量的引き締め策の停止が議論されたことから、長期金利が低下すると株式市場は上昇に転じた。個別銘柄で予想に反する動きをしたのが、大規模AIやデータセンター向けのクラウドネットワークシステムを手がけるアリスタネットワークは、好決算も株価が一時8%以上下落。理由は大口顧客メタ向けの販売が減少していたことや、今年のAI向け販売見通しを上方修正しなかったことが失望され、売りにつながったとみられる。しかし全体の売上高見通しは17.1%増、82億ドルとの強気予想で達成にも強い自信を示している。こうした企業を顧客に持つアリスタの販売が見通しより上振れる余地を示唆。AI関連投資の旺盛な勢いを背景に、下げ局面は買いの好機と考えている」などと話した。